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インドに行ってきました-04 [インド]

3週間の滞在中、アシュラムの近所の3つのお宅から、夕飯に招いていただきました。
毎回スワミニ、スワミジと日本人10人ほどで伺いました。

普段からアシュラムにはこのご近所の農家さんがよく来ていて、野菜やミルクなど食材の提供や、食事作りのお手伝い、またティータイムにはポットにチャイを入れて届けてくださったりして、私たちの長期の滞在を支えてくださいました。

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みなさんいつも素敵な笑顔で接してくれますが、ほとんど言葉は通じないのです。学校に行ける子ですと英単語が少しだけ通じたりするのですが、年配の方たちはみなさん全く英語が通じないのですよ。グジャラート語をスワミニが英語に訳し、さらにスワミジが日本語にしてくだいました。

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それぞれご家庭によっては、畑まで案内していただいたり、家の中の様子を見せてもらったりしました。暮らしはとても質素で、煮炊きができる簡素なキッチンと寝室があるくらいですが、祭壇があり、家のあちこちに神さまを美しく飾ってあったりしました。

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最初この質素な暮らしぶりに、私は少し驚きましたが、皆さんと接していると物資がなくてもこんなに豊かな気持ちで暮らせるんだなあと思えてきました。毎日この当たり前にあり続ける世界を豊かに感じるのでしょう。暗闇に太陽が昇り、すべてを明るく照らしあたため、この大地から植物が育ち、その実りが私たちの体と心を満たしています。

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風が吹き、鳥が鳴き、季節がめぐり、嵐もくる。この世界はすべて神が現れたものなのだと、それを肌身で直に感じているから、当然のことのようにいつも神を想い、運ばれていることに感謝し、出会った私たちにもおしみなく与えるということをしてくださいます。

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どのご家庭も、スワミが家にくるのはとても吉兆なことなのだそうで嬉しそうでした。とくにお年頃の娘さんたちとスワミニのお話は楽しそうです。グジャラート語なので内容はわかりませんけれども。でも彼女たちの表情やしぐさでスワミニをとても尊敬している様子がわかりました。

そう、お年頃の娘さんも、結婚相手は自分で決められないのだそうです。結婚は家同士の結びつきでもあるので、この辺のご家庭は今でも父親が相手を決めるのだそうです。



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