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ヨガのゴールとは [思うこと]

ヨガのゴールが見えないと、アーサナも瞑想も単なるエクササイズになってしまいます。

でもヨガのゴールって何でしょう。そもそもゴールなんてあるのかしら?

10年以上ヨガをしてきて、ヴェーダンタを勉強するまではゴールなんで見えてませんでした。



私たちがヨガを続ける理由は簡単です。「気づき」があるから。

アーサナや瞑想で心と体が満たされてクリアになる感じだったり、生活や食べるもの、働き方や人との関わりに自然と良い変化が現れることに気づくからです。

でも「気づく」ことは単なる人の成熟です。

これは本当の意味でヨーギー(ヨガを生きる人)ではない。

ヨーギーはゴールが見えています。モークシャ(自由)というゴール。

ヨガをすることで感じられる「気づき」っていったい何なのかを知識という「言葉」で知ることです。

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私たちが人生で求めているのは何なのか?

お金や仕事、結婚や家庭を持つことで、必ず幸せになれるわけではない。

いやいやでも、生きる上でお金や仕事はとても大切。

ヨガを極めるからと言って物質的な豊かさを手離す必要はない。

でもヨガの知識によって「きれいな考え」「きれいな見方」ができて価値構造が整うことで、自然と生き方が変化して、そんなにお金がなくても幸せなんだと気づくかもしれません。

より多くより豊かに…という妄想に包まれたこの世界の真実に気づくかもしれません。

私の体って何なのか、私の考えや感情って何なのかということに深く気づくかもしれません。

ヨガの知識はこの「世界って何なのか」「私って何なのか」を知っていきます。



この知識は哲学や宗教ではなく、単なる真実を知ること。

大昔のインドの地方の人は、その知識を育んで発展した文明を繰り広げていました。

その教えを知ろうと人々がはるか遠くから旅をしながら集まり、聖典を持ち帰り旅を続けるうちに様々に形をかえながら伝わり、仏教などになって広く人々に受け入れられました。

しかし哲学や宗教は人の考えが加わったもので、真実が正しく伝わっていません。

このヴェーダンタは紀元前から伝わる教えの方法論と伝統を、現代まで大切に守ってきました。

ざっくり簡単に言うと、ヨガのゴールってこの知識を知ることです。

怖いくらい、かなりざっくりはお話です(笑)


私はヨガのアーサナクラスの他に、ヴェーダンタを勉強しながらお伝えすることもしています。

次回の一日講座はこちらです。
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講座が終わって [yogaクラス]

ヴェーダンタのエッセンスを学ぶ講座(全6回)が終わってホッとしていました。

今回は初めて同じメンバー15人で進める6回の講座。どの順番でどの話題をお伝えするのか、毎回2時間分の原稿作りに時間をかけていました。

教えの伝統と方法論は決まっているのですが、なにせ膨大な知識体なので、その全体像を伝えたり、細やかな言葉の意味から探ったり…

のんびり学んできたものを、復習してまとめ「伝える」ことで、学びも、学ぶ意味も、さらに深まったように感じます。



私たち人間は「個」というセンスにどれだけとらわれているのでしょう。

私が行う、私が食べる、私が選ぶ、私が生きる…この当たり前のセンスが、ヴェーダンタの知識によって変わってきます。

木が森全体に生かされているように、人だって全体の中で生かされている。

肉体を持って現れたこの世界で、自分がやるべき役割は何だろうか。

この世界で何を見て、何を学んでいかなければならないのか。

少しだけその全体が見えてくるとき、「個」のセンスから自由になる小さな「ゆとり」が生まれます。

その小さな「ゆとり」が生きるうえでの本当のリラックスとなります。

ヨーガという生き方が私を運んでくれています。

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皆さん本当にありがとうございました。

久しぶりにトレーニング [日々のいろいろ]

スタジオヨギーのティーチャースキルアップトレーニングを受講しました。

ヨギーエグゼクティブディレクター、ヤスシ先生による二日間で14時間の講座です。

ティーチャートレーニングは本当に久しぶり。

日ごろの自分のクラスが、ある程度パターン化していることや、表現、言葉遣い、アジャスト、様々なことで気づきがありました。

何年たっても学ぶことは大切だなと改めて感じます。

そして学びに集まった先生たちとの時間もとても良かった。

ヨガは流派が違っても、ゴールは同じ。

私たちの意識の源は全て一つだっていうこと。

だから流派が違っても、お互い尊重し合い学び合える。

ヨギーの先生はもちろんほかのスタジオの先生たちとも、本当にいい時間を過ごせたことも素晴らしい経験でした。

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ちなみに、インストラクション中の私の口癖は「少し」と「OK!」でした(笑)

気づくとクラス中にホント何回も言っているの・・・・気をつけます。



ヨガとヨガの知識と瞑想を学ぶ 全4回入門講座 [yogaクラス]

「YOGAとヨガの知識と瞑想を学ぶ 全4回の入門講座」が始まりました。

半分以上が現役のヨガの先生で、その他の方もベテランぞろい。

瞑想は入門ですが、アーサナはしっかり動きました。

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私のクラスではヘッドスタンドは毎回やります。

ビギナーさんは、プランクやドルフィンなどで、ヘッドスタンド準備の練習をします。

できなくでもいいのです。できない中に何かがあります。それを感じるのは自分自身と向き合ういい練習になります。

「ヨガの知識」というのはヴェーダンタの知識をほんの少し。

そこから瞑想とは何かをお伝えしていきます。

現在、流行っている「マインドフルネス」とか「禅」は、ストレスを軽減したり、今ここに在る自分とつながったりするものです。

これらは瞑想するための準備段階にすぎません。

本来の「瞑想」は文字通り「想う」こと。

では何を想えば良いのか???その辺のお話が中心です。

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私自身は過去にヴィパッサナー瞑想10日間に2回参加し、もともと瞑想は好きなほうでした。

その後ヴェーダンタを学ぶ中で、スワミジから瞑想が何なのかを学びました。

瞑想は祈りと同じです。

ヨガの知識は学ぶことで自分の考えが整って綺麗になってきます。

それをアンタッカラナシュッディといいます。

アンタッカラナシュッディが進むと日常生活の中でも祈りが自然と生まれてきます。

ですから、ヴェーダンタを学ぶことと瞑想は、切っても切れない関係(笑)

ぜひヴェーダンタを学ぶクラスと両方を楽しんでください。

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年内は全4回講座としましたが、1月からはレギュラークラスとなりますので、単発の参加もできます。

瞑想は最初10分くらいを目指し、慣れて来たら20分楽に座れると良いですね。

私のクラスはいつも陽気なメンバーが集まりますので(笑) 気軽にご参加ください。





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