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無意識に意識を注いでいくこと。 [日々のいろいろ]

ヨガをするにはみんな大きなヴィジョン(理想)があります。

痩せようとか、健康になろうとか、最初は身近なことが目的かもしれません。

続けるうちに、ヨガは人がより良く生きるために、とても有効的な道具だと気づきます。

心の落ち着きや安らぎ、自分を客観的に感じることが、生きる力となるからです。



だれでもより良く、心豊かに生きたいと思っています。

そのためには自分をよく知ることが大切かもしれません。

学校では様々な知識を学びますが、「私」については誰も教えてくれないですね。

チャック・ミラー先生のアーサナのクラスでは、いつも「自分の癖に気づくこと」「癖に戻ろうとする自分に気づくこと」と繰り返し繰り返し言われます。

私たちはいつも自分の経験を頼りに、自分の癖やパターンを体に持っています。

でも体だけでなく、それと同じことが日常でも無意識に繰り返されているかもしれません。

過去の事を悩んだり、人や物を見て嫌悪感をもったり、嫉妬したり自信を無くしたり…。



人は自分を知るための手がかりを自分の外側に探します。

占いの類で分析したり、健康に関する情報だったり、もう少しヨガっぽいことですと

体の経絡や内臓に関する知識とかアーユルヴェーダとか様々あります。

自分の何かを知る手掛かりにはなりますが、自分自身を外側の知識から知ることはできません。

なぜなら自分「この私」とは意識であり、自分自身でしか感じることができないのですから。

日ごろ無意識に何を考えて体の機能がおかしくなっているのか。

無意識に何を考えて体に緊張感を作ったり、健康を損ねたりしているのか。

無意識に何を考えて自分を見下げたり小さく感じているのか。

日々起こる願望のあれこれから、無意識に何を求めて生きているのかということまでも。

私のことは私が感じる以外に外側から知ることはできません。

でも私たちは自分のすべてを知りません。自分にかなり無意識な生き物なのです(笑)



アーサナの練習は、その「無意識の自分」に意識的になっていく練習だと思います。

どんな呼吸をしているのか。どんな思考のパターンが出やすいか。

そして無意識に繰り返される体の癖を感じたり、その癖を起こす感情に気づいたり。

自分の「無意識」に「意識を注ぐ」ことで、自分の癖やパターンに気がつき

肉体レベルから、思考・感情レベルまで「無意識」を意識的に変えていく。

それができるとアーサナ練習は私たち自身をさらに輝かせてくれることでしょう。

ヴェーダンタでも学びましたが、それができるのは唯一人間だけなのだそうです。

チャック先生に会った後、アシュタンガヨガの練習を日々繰り返すことの意義を

簡単ですが言葉にしてみたくなりました。

チャック先生からはもう10年前から学んでいます。

「自分の先入観や体の癖に気づくくこと」

いつも変わらない真実を、変わらず伝えて下さる先生です。

10年かけて私はゆっくり成長しながら理解を深めています。

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ヨーガの宇宙観ヴェーダンタキャンプ2日間 [日々のいろいろ]

二日間のヴェーダンタキャンプがありました。

札幌で勉強している皆さんが、いよいよスワミ・チェータナーナンダジから直に学ぶことができる機会がめぐってきたことを、本当に嬉しく思いました。

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札幌でのヴェーダンタ勉強会メンバーや、「ヨガとは何か」講座ご参加くださった皆さんが集まって下さいました。2日間その皆さんの楽しそうな様子、嬉しそうなお顔に私もほっこりでした。

日常から離れた自然の中で、厚真町「Shijima yoga」しじまヨガスタジオさんでの心地よい時間。(1周年イベント10月7・8日あります)

畑のとれたてのお野菜を食べて、カフェスペースでお茶を飲み、薪ストーブであったまり、お外でお散歩したり、オノで薪割りも楽しみました。

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2日間で約12時間くらいスワミジから学びますが、それでもヨーガの宇宙観を学ぶほんの入り口なのです。

でもヴェーダンタの学びを深める、とても豊かな時間だったと思います。私も何年もかけて学んでいます。

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この物理的な世界と、もう一つの「かすかなエリア」。そして最も大切なヴェーダンタが明かす「私とは何か」の知識。

今はまだ、”つかみどころのない” 感覚かもしれませんが、時間をかけてゆっくり学ぶことで自分の中でそれがリアリティーとなってきます。

あるがままの世界をあるがままに見ること。

”私とは何か”そして”世界とは何か”という真実を知ること。

だからこそ、この世界を私を”リラックス”して楽しめること。

そして、本当は誰もがそれを求めていること。

またみんなで、ゆっくり学びを深めていけたらと思います。

ご参加くださった皆さん、
一緒に開催を準備したShijima yoga のジョン(カナエさん)と、スワミジの京都センター在中のユリさん、
そして運営を支えてくださったスタッフのみなさん、
本当にありがとうございました!

Hiromi
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